作成日:2018/07/10
気まぐれコラム《難しい経営変革》



 事業の調子が良い時は、経営計画の変更や商品構成の根本的見直し等が難しいものです。車の運転に譬えれば、直線でスピードが出ている車が交差点で曲がろうとすれば、ブレーキを踏むからです。勢いのある収益を捨てるような思いかもしれません。

 近年、AI(人工知能)の急速な波によって、消滅する仕事が懸念されています。その中にはまさかと思うような仕事もありますが、経営ビジョン・商品構成・技術・販路・採用人材等の経営計画を大幅に変革する企業はまだ少ないようです。ところで、時の話題になるような経済・社会・先端技術等の変化は、時間に比例して平均的に来るのではなく、特定の時点(シンギュラー・ポイント=特異点)に集中して現れます。最近よく聞く事柄は、2025年に団塊の世代が全員75歳を超えて、医療・介護その他サービスが大問題になるとか、車の自動運転や電気自動車の普及によって運輸サービスが様変わりする等、が言われています。経営計画の変革は、5〜10年の大きな経済社会の変動を前提にすると、既存の計画を白紙に戻し、長年蓄積してきた商品・自社技術・設備・人材等を入れ替える計画策定が必要かもしれません。大変難しい事ですが、時に計画策定リーダーは内部の反発を覚悟して取り組まなければなりません。

 

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