作成日:2011/06/20
心の通信H20・1・16《月鷹龍天》



 月鷹龍天

 萬歳楽山という高貴な名を持つ山が近くにある。この山は昔から霊妙不可思議な山なのであるが、太古以来、ある力によって封印されてきたためか、恐ろしい大蛇伝説などにより、せいぜい、「まんぜろく・まんぜろく」と地震除けのまじないとか、天女が舞う山などといわれるくらいで、今日では地元の人も全く無関心の山である。
 まして、この山が太古の時代には地球上の重要なエネルギーコントロールの臍にあたり、この山を頂く巨大な宮廷国家が存在していたことを知るものは皆無である。それは、どうも、卑弥呼や邪馬台国が出現する遙か以前のこと、旧約聖書が書かれる遙か以前、プラトンのアトランテス大陸物語より遙か以前にまでさかのぼるらしい。
 しかし、これには何の証拠もない、山が次第に小生の意識を通し明らかにしつつあるというしかないが、つまりは、空想物語なのである。
 この山に惹かれて、まだ十数年しかたたないのであるが、はじめ、どういう訳か、この山は私を導いておりながら、なかなか容易に山に踏みいることを許してくれなかった。しかし、それは拒絶というより、心身を清浄にさせるプロセスでもあった。行者でも何でもない一介の寺の住職である私に、まるで山岳修行のプロセスを強いたのである。特に霊的に清浄であることを要求し、熱心な宗教者ほど厳しい浄霊の洗礼を受け、現世のみならず、前世からのカルマを噴出させて浄霊するものであるから、うっかり触ろうものなら火傷を負うような厳しい局面に立たされることもある。一気にこの世を去ってまで、魂を浄化することや、この世的な執着をたつため、いきなり窮地に追い込まれることもある。この世的に見れば、まさしくこの山は、まことに恐ろしい山なのである。無理もない、この山は本来、天地自然の一切のカルマの浄化をはかる役目を担っていた山なのだから。もちろん、浄化であるから、魂や霊性から見れば望ましいことではあるが、この世的には悪いカルマが一気に吹き出るのであるから、たまったものではない。それでも、浄化を経れば祝福が与えられるのだが、あまりの強大なカルマ浄化のエネルギーに耐えかねて、太古に、ある力がそれを封じ込めてしまった。だが、その封じ込め自体に限界が生じてきているらしい。というより、その封じ込め自体、地球の首を閉めてき自殺行為であった。今日、人類のカルマにより地球は崩壊の危機にさらされているのは言を待たないし、そのカルマの浄化が急務であることの象徴が萬歳楽山の始動であるのかも知れない。
 こんにち、この山があえぐようにして、私に語りかけてくる。
 「この山のエネルギーを解放せよ!この山のエネルギーを解放せよ!」と。
 「いかにして?」と問えば、
 「それは、月鷹龍天である」と応える。
 その内示を得て、奇しくも、青龍の導きを得て、小生がはじめてこの萬歳楽山の頂上に立つことができた。ふと、見上げると、上空には月がかかり、大鷹が悠然と渡り、七天女が舞を舞う姿をまのあたりにした。
 このとき、さらに、山は内示を与えてこう語る。
 「月は圓明なる月輪、すなわち不生の佛心を表す。鷹はあの高きにありて悠然と一切を見通す眼である。すなわち法眼である。龍は天地を貫く炎柱、一切の不浄を焼き尽くすクンダリーニ、炎と光の浄化のエネルギーである。天とは無礙辯才天、すなわち無礙自在なる(自由)の境地を開くことに他ならない」と。
 さらに、その真意を問えば、「法眼圓明なり」と応える。
 これは、まさしく、あの江戸時代の初期に活躍した臨済禪の僧、盤珪に通ずるものがあった。萬歳楽山は人類に対し、自我の執着からの解放と無礙自在なる自由のエネルギーの解放をもたらす山の象徴であるのだ。
 封じ込められた山のエネルギーを解放するには、他ならぬわれわれ人類の「無碍にして自在なる意識の解放、すなわち不生の仏心」が必須である。
 法眼とは菩薩の眼差しすなわち慈悲と愛の眼差しであり、それはあるがままの自己観察によりおのが心池の水澄めば、冴えわたる圓明の月輪映ずるがごとく、不生の佛心の円満なるを知ることに他ならない。
 その僧盤珪が語るには、「さて、親の産み付けてたもつたは、仏心一つでござる。余の物は、一つも産み付けはさしやりませぬ。その親の産み付けてたもつた仏心は、不生にして霊明なものでござつて、不生で一切の事が調いまする。その不生で調いまする証拠は、皆の衆がこちらを向いて、身共が云うことを聞いてござるうちに、後ろにて烏の声、雀の声、それぞれの声が、聞こうとも思う念を生ぜずに居るに、烏の声、雀の声が通じ別れて、聞き違わず聞かるるは、不生で聞くというものでござる。そのごとくに皆、一切のことが不生で調いまする。これが不生の証拠でござる。その不生にして霊明なる仏心に極まったと決定して、直に不生の仏心のままで居る人は、今生より未来永劫の、活如来でござるわいの」
 今年は、この「不生の仏心で一切が調う」をテーマに自己探求を勧めたい。

萬歳楽山人 龍雲好久

 

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